生前対策 - 熊本の相続なら司法書士法人あかりテラス

相続対策とは

相続対策とは、司法書士法人あかりテラスでは「その家庭にとって一番よい相続の方法を考えること」と考えています。生前に相続の準備をしておく必要性を感じていない方も多いのではないでしょうか？
「相続が発生した時に考えればいい」、「財産も多くないからうちには必要ない」、「仲がよいから話し合って決めればいい」、「今、死ぬ準備をするのは縁起が悪い」など。
しかし、いざその場面になると準備をしておけばよかったと思うでしょう。

もし、相続争いになってしまったら

取り返しのつかない不幸な結果になってしまうこともあります。
無駄な時間の浪費、精神的にも体力的にも消耗する、必要のない無駄な費用が発生する、相続人同士の人間関係が壊れる、相続税の特例が受けれない。

時間もお金も人間関係も精神も体力も浪費してしまいます。

遺産相続の話し合いは仲がよくても精神的に消耗する

たとえ、仲がよくても遺産分けをする話をするのは精神的に消耗します。
遺産分けは言わばお金の話です。家族でお金の分け方を話すのはどちらかと言えばあまり気分のいいことではないでしょう。
さらには、感情が入ってきます。親はできるだけ平等に育ててきたつもりでも、それぞれがどう感じているかは分かりません。
可愛がられ方、お金の援助、親の介護、現在の家庭の状況、状況の違いが感情に影響を与えます。皆さんのご家庭ではどんな話し合いがイメージできますか？
事前準備は自分が主役です。相続人に精神的な負担をかけさせないことも愛情ではないでしょうか？

どんな対策を考えればよいか？

相続対策とは、大きく次の３点について考えておくとよいでしょう。

『遺産の分け方対策』、『納税資金対策』、『相続税節税対策』
誰に、どのように、どのくらい自分の財産を承継したいですか？
納税資金は現金一括払いが原則です。節税できることなら節税したいでしょう。

どんな手段があるか？

生きている間はもちろん、死後も自分の財産は自由に自分で処分できます。
しかし、死後に財産を自由に処分するには遺言書を準備するしか方法がありません。遺言は遺言者の最終の遺志をして最大限尊重されます。
遺言には想いが込められます。
たとえ、不平等な内容でも遺言者の自由ですし、「お父さんが決めたことなら」と納得感があるのではないでしょうか？
遺言書を残しておくだけで相続トラブルの多くが予防できたといわれています。

生前贈与を活用する
生前贈与をすると本人の財産が減るので、相続税対策になります。しかし、高額な贈与税のことは常に頭に入れておかなければ、かえって損をしてしまうことにもなりかねません。
相続時清算課税制度、住宅取得資金の特例、夫婦間の贈与など、様々な特例を利用することでメリットも大きくなります。
それから、生前贈与は自分の意思で自由に財産を処分できるので、相続争い防止にも役に立ちます。

生命保険を活用する
生命保険には非課税枠があり、５００万円×相続人の数だけ非課税とされます。例えば３人法定相続人がいれば、１５００万円財産を減らせたのと同様の効果があります。
また、生命保険は現金で受け取れますので、納税資金の準備にもなります。
また、経営をされている場合に、ほとんどの財産が事業用財産だとすると後継者に相続させなければ事業の存続自体ができなくなり、多くの人の人生に影響が出るという場合もあるでしょう。
この様な場合にも他の相続人の相続分の確保として生命保険を利用することもできます。